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小説を書いている多くの方が抱える悩み。

『小説の読者が増えない!』

noveRe:を利用する方からもこうした声が上がっています。

最近は「ユーザー解析」機能を搭載している小説掲載サイトが増えました。

例えば作品ページにアクセスしたユーザー数や、最後まで読んだユーザー数などが分かります。

自サイトに小説を掲載している場合は、GoogleAnalyticsなどにより詳細な解析ができるでしょう。

データなんて見なければいい。しかし、見てしまう方が多いから以下のようなお悩みが尽きないのです。

  • 作品ページにアクセスする人が少ない
  • 大手サイトに掲載しているのに読まれない
  • アクセスがあるのに最後まで読んでもらえない

これらは「読む」というアクションより手前、つまり作品のクオリティ以前の問題であり、非常にもったいない!

小説の読者が増えないのは、どのような理由が考えられるのでしょうか。

読者を増やすためにできることを考えてみましょう。

読者がアクセスしにくい環境だから

登山

駅前のコンビニと山間にあるコンビニ、利用客はどちらが多いでしょうか。当然前者です。

まずはコンビニの立地、つまり小説を掲載する場所について考えてみてください。

作品にたどり着く人が少ない可能性アリ

ケータイ小説という言葉が定着し、今はレスポンシブレイアウト(モバイル環境でも見やすいコンテンツ配置)の小説サイトが乱立しています。

一昔前は自分でサイトを立ち上げ、そこで作品を公開していた方もいたのではないでしょうか。

一昔前はこれでよかったのです。GoogleやYahoo!等で検索したユーザーが、個人のサイトにたどり着くことができていました。

しかし今は難しいでしょう。

沢山の小説を比較して好きな作品だけ読める小説掲載サイトこそが「駅前のコンビニ」なのです。

公開する場所を増やしてみよう

自サイト=山間のコンビニといえます。実は裏山を5分登ればコンビニがあるのに、それを知らない人が多ければ客は集まりません。

同様に、サイトの存在に気付いてもらえなければ小説が読まれません。

自サイトだけで小説を公開している方は、小説掲載サイトを併用してみてはいかがでしょうか。

膨大な数の作品に埋もれてしまわないよう、ジャンルやキーワードを正しく設定しておくといいですね。

プロフィールページに自サイトのURLを記載しておけば、過去作を読んでもらえる可能性もアップします。

※URL記載については小説掲載サイトの規約をご確認ください。

小説掲載サイトの読者層と作品のミスマッチ

ミスマッチ

読者が多い大手サイトで作品を掲載していても読者がつかない、感想がもらえない。

noveRe:ではこのケースが多いですね。

お心当たりの方は、サイトと作品のミスマッチを疑ってみてください。

読者の共感を得るには、作品と読者をスムーズにつなげることが重要です。

サイトの得手不得手を把握する

小説掲載サイトにはそれぞれの「カラー」があります。

ランキング上位をライトノベルが独占しているサイト、転生モノばかりのサイト、御曹司・令嬢系の恋愛小説が並ぶサイトなど。

ジャンルの縛りがないオールジャンルのサイトでも、サイトトップページを見ればある程度の傾向が掴めるのではないでしょうか。

ご自身の作品と小説掲載サイトの得意ジャンルは一致していますか。

もしズレがあるのなら、別のサイトへの掲載も検討しましょう。

作品の中のブレも確認

小説を執筆する際、どんな人に読んでもらいたいか考えていますか?

小説慣れしている人?若年層?性別は?メインターゲットを意識して執筆してみてください。

「誰でもいいから読んで欲しい」では誰の心もつかめません。

「30代の独身バリキャリ女性」に楽しんでほしいと思って書けば、細かい言い回しやちょっとした描写に統一感が出ます。

「それ分かる!」つまり共感を得ることがファン獲得の第一歩です。

作品紹介で作品が紹介できていない

本から鳩が逃げ出す

小説を選ぶとき、皆さんは何を見て選びますか?

多くの方が作品紹介に目を通すのではないでしょうか。

読者が一番最初に目にするのは「タイトル」です。そのためタイトルは重要です。しかしタイトルだけで小説の中身は判断できません。

読者が小説選びの参考にするのが「作品紹介」です。そして「もったいない!」が多発するのも作品紹介です。

読者は小説が読みたい

読者は小説を読むためにサイトを訪れ、読むかどうか判断するために作品紹介を読みます。読者の目的は「小説読む」ことですから当然です。

作中の空気や温度が伝わるような作品紹介で読者を惹きつけましょう。

作品のミニチュア版を書く、というイメージで力を入れるべきセクションだといえます。

絶対に避けていただきたいのは「作者紹介」です。ここでいう作者紹介は「はじめまして、◯◯です」ではありません。

  • 初めて書きました!
  • ド素人が書いたクソ小説です
  • 自己満足です!

作者の身の上話、あるいは作者が自作についてどう感じているかが書かれているだけです。つまり作者の紹介だといえます。

これらから読者が得るものは何もありません。小説を全力で紹介しましょう。

作品紹介がないケースは「冒頭3行」

作品紹介のセクションを設けていない小説掲載サイトもあります。

またエッセイの場合はあえて設定しない方もいます。これもひとつの魅せ方です。

作品紹介が書かれていない場合、読者はどこを見て読む/読まないを判断するのでしょうか。

それは作品冒頭の3行だといわれています。

最初の3行で「もっと知りたい」「もっと読みたい」と思わせることができればベストです。

なお小説慣れしている読者は「出オチ」という経験もしていますから、最初の3行が詩的で美しいだけでは足りません。

美しいだけでなく、次の展開が気になるかどうかも重要です。

読みたい人に読んでもらえる環境を整えよう

森を整備する

「小説を読む」というアクションを自発的に起こしている読者のために、「読める環境」を整えてください。

そして「読みたい」と感じさせる紹介文で読者を惹きつけ「分かる!」の共感を引き出しましょう。

小説のクオリティに自信がない方、作品紹介文でお悩みの方はぜひnoveRe:にご相談ください。