• 投稿カテゴリー:小説執筆
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小説をWebサイトに公開しても、読者からの反応がない。同人誌を頒布しても感想ひとつもらえない。

noveRe:を利用する方からよく聞くお悩みです。

感想がもらえないのは作品がつまらないからでしょうか、といった声も。

実は作品の質が低くても感想は得られます。質が高くても感想がもらえないことがあります。

まずは小説の感想がもらえない理由を考え、そこから対処法を探してみましょう。

そもそも読む人が少ない可能性あり

封印

多くの読者の目に触れるところで公開していますか?

小説が読まなければ感想は生まれません。まずは「読んでもらう」「読む人を増やす」ことから始めてみましょう。

この点については別記事で紹介しています。

感想を伝える方法が限られている

紙ゴミ

小説を読んで様々な思いが湧き上がっても、それを「感想」として文字にした途端、不安に襲われる読者は多いようです。

  • 作者が意図していない読み取り方をしていないだろうか
  • うまく伝わらずに気分を害してしまったらどうしよう

こうした不安を増大させる要因として無視できないのが「感想を伝える方法が限られている」ケースです。

気軽さがウリのオープンタイプ

オープンタイプは俗にいう「掲示板」形式で、書き込みも閲覧も自由にできる気軽さが大きなメリットです。

一方で、作者だけでなく他の読者やファンにも読まれてしまうデメリットがあります。

感想はあくまで一個人が抱くものであり、その内容に他者が口出しすべきではありません。

しかし「個人的な思い」を公の場に書き込むため、少なからずリスクは伴います。

作者だけに伝わるクローズドタイプ

TwitterのDMやEメールなどが該当します。また小説投稿サイトにもダイレクトメッセージ機能がついていることが多いようです。

クローズドタイプなら他者に口出しされることはありません。しかし「気軽さ」に欠ける点がデメリットといえるでしょう。

想いを伝えたいだけなのに「きちんと」を意識してしまい、送れずじまい……というケースがあります。

また個人的なメッセージは不躾な印象があるため、感想を送りにくいと感じる読者もいます。

読者との接点を増やそう!

窓が多い

オープンタイプを好む方、クローズドタイプを好む方、それ以外を希望する方。

様々な読者を想定して接点を増やしておきましょう。

小説投稿サイトを活用

小説投稿サイトを利用するなら、オープン・クローズド双方の感想フォームが使えるサイトがおすすめです。

例えば「pixiv」の場合、チャットのような感覚で気軽に感想が伝えられるほか、ダイレクトメッセージも使用できます。

イラスト コミュニケーションサービス[pixiv(ピクシブ)]

pixiv(ピクシブ)は、作品の投稿・閲覧が楽しめる「イラストコミュニケーションサービス」です。幅広いジャンルの作品が投稿され、ユーザー発の企画やメーカー公認のコンテストが開催されています。

また小説投稿サイトの代表格「小説家になろう」の場合、書き込みはログイン限定、閲覧はフリーとなっています。

小説家になろう – みんなのための小説投稿サイト

日本最大級の小説投稿サイト「小説家になろう」。作品数40万以上、登録者数80万人以上、小説閲覧数月間11億PV以上。パソコン・スマートフォン・フィーチャーフォンのどれでも使えて完全無料!

SNSを活用する

Twitterで作品リンクを投稿している方は多いのではないでしょうか。

小説投稿サイトにはない「拡散」ができるTwitterは、より多くの読者と出会うきっかけになります。

またオープンタイプの感想フォームとしてリプライが、クローズドタイプとしてDMが使えます。

感想フォームを作成する

独自の感想フォームを作ってSNSや投稿サイトにリンクを設置する方法もあります。

GoogleフォームはGoogleアカウントがあれば無料でフォームが作成でき、Googleスプレッドシートに自動保存が可能です。

自由記述のテキストボックス以外にもラジオボタンやプルダウンなどのパーツが充実しています。

選択式の項目を設けることで、自由記述が苦手な読者からも反応を得ることができるでしょう。


Google フォーム – アンケートを作成、分析できる無料サービス

自分でアンケートを作成するだけでなく、他のユーザーとも同時に共同で作成できます。また、デザイン性の高いさまざまな既製テーマから選択したり、独自のテーマを作成したりすることも可能です。しかも、Google フォーム内で結果を分析できる、Google の無料サービスです。

紙媒体にはQRコードを印刷

同人誌などの紙媒体の場合はQRコードを活用するのがおすすめです。

QRコード生成サイトで感想フォームや自サイト・小説投稿サイトのURLをQRコード化し、印刷します。

既に印刷済みの書籍には、ラベルシールでQRコードを貼り付けましょう。

パソコンにURLを打ち込むよりスマホでQRコードを読み取る方が手軽です。

感想フォームがレスポンシブデザイン(スマホで見やすいレイアウト)になっていると、より利便性が高いですね。

QRコード作成【無料】/QRのススメ

誰でも無料で簡単にQRコードを作成できるサイトです。累積発行数No.1で、商用利用も無期限・無制限です。EPS画像生成や、色・イラスト・文字を重ねることも可能。メール起動などQRコードの応用例が多数で、初心者からプロまで使えます

感想に対するスタンスを伝える

どんな感想でも嬉しい作者もいれば、批判的な内容は受け取りたくない作者もいます。

誤字脱字の報告は不要だったり、長文は苦手だったり、人それぞれでしょう。

感想に対するスタンスを作品の最後や感想フォームに記載しておくと、お互い余計な気遣いをせずに済みます。

感想を伝えやすい環境を作ろう!

様子をうかがう猫

今回ご紹介した方法ですぐに感想がもらえるわけではありません。だからこそ、今のうちから「感想が伝えやすい環境」を整えておきましょう。

創作意欲の源となる読後感想が皆さまの元にひとつでも多く届くことを、noveRe:は願っています。

もちろんnoveRe:も皆さまの作品を拝読し、感じたことをお届けいたします。お気軽にお問い合わせください。